優秀なホームヘルパーとは
利用者から感謝され、また事業所からも重宝される優秀なホームヘルパーになるには、どうすればいいのでしょうか。高度な資格を持っているということも重要ではありますが、それ以上に大切なことがいくつもあります。
まず、高い志を持って仕事に当たることが求められます。介護の仕事は、実は単純な労働ではありません。むしろサービス業であり、接客業である側面が強いのです。そのため、人当たりの良さなどが大きく求められることとなります。淡々と仕事をこなしていればそれでいい、という世界ではない点に注意しましょう。優秀なホームヘルパーは、利用者の意見によく耳を傾けて、その人が必要としているサービスを率先してすることができます。要介護者のなかには、言いたくても言えない痛みを抱えている人も多いようです。そうしたことを汲み取れる感覚を、じっくり養っていく必要があります。これは、勉強してどうにかなる問題ではありません。机上の勉強よりも、現場での実践がものをいいます。したがって、よりよいホームヘルパーになるには、とにかく仕事の数をこなすことが重要です。
さまざまな人がいるのだということを知るのも経験であり、不足の事態を経験しておけば、また次何かあったときにも慌てなくて済みます。適切な対処法を臨機応変に考えていく能力は、現場にどれだけ出たかで決まる部分が多いです。また、同僚に優秀な人がいるのであれば、その人の働きぶりを観察してみるのも悪くはないでしょう。